とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はTOKYO X
(5回目)
おとといの興奮が冷めないうちにとんかつの日を迎える。
しかし天候は穏やかでなく、家から駅に向かう途中の道が冠水するほど雨は強く降る。
道は水たまりを避けるゲームと化す。
店に着く。
店の前に置かれたホワイトボードの文字は雨で消えかかる。
店に入って席に着く。
マスターは微熱が続くという。
退院してからまだ数日で、徐々に良くなっていくのだろう。
マスターから肉を見せていただく。
脂身の美しさに心を奪われる。
整形により均質に白い面を成す脂身は天然とか人工とかを超越するような美しさだ。
とんかつができあがり、配膳される。
食べる。
暴れる旨みと異なり、赤身も脂身も旨さは純粋を極める。
洗練された旨みと言えば良いだろうか。
味と香りにノイズが乗る一分の隙もない。
生産者がこの豚に誇りを持っていることはマスターの話からよくわかる。
単に旨いだけでなく、豚にまつわるストーリーや気持ちも大事にしたい。
3,300円、今日もごちそうさまでした。
TOKYO X(2023/06/02)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- 洗練の先
2023/06/02 15:16