とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は純粋サドルバック(22回目)

今回の限定とんかつの豚は私が惚れ込む純粋サドルバックだ。
店に入り、マスターから肉を見せていただく。
堂々とした白い脂身と、赤身に無数のサシが入る。
しかし肉としてしっかりとした形を保つ。
見た瞬間に美しいと思う。

食べ終えたお客さんが去り、カウンター席は私だけだ。
話をしてとんかつを待つ。
おにぎりの話になり、私はおにぎりに付ける塩が気になる。
塩だけでなく、マスターも女将さんもおにぎりについて相当なこだわりを感じる。
身近な食べ物であるが故にそれぞれ好みがある話はおもしろい。

そしてとんかつができあがり、秀ちゃんにより配膳される。
食べる。

食べた瞬間に驚き…というよりも衝撃を受ける。
調理する前に見たサシから想像した肉の柔らかさを超えてくる。
大陸系の豚の風格を匂わすとともにたおやかな旨みを香りを持つ…
脂身も同じで、最上級の気品を感じる。
私が惚れ込む理由だ。

前回と同じように、今回も私が愛する豚に心を奪われた。
今回の感動とともに初めてこの豚を食べたときの感動も甦る。
すばらしい豚だ。
3,000円、今日もごちそうさまでした。

純粋サドルバック(2023/09/22)

歯ごたえ
やわらか←☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
10年経っても惚れ込む
2023/09/22 15:03
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