2023年にとんかつ栄ちゃんで食べた限定とんかつを振り返る
時間は連続的な量だが、人にとって時間の区切りは心の区切りでもある。
その区切りの1つである
年
が変ろうとしているが、今年はとんかつ栄ちゃんに6種類の豚が登場した。
信州太郎ぽーくセレクト
は
信州太郎ぽーく
に含まれるのだろうが、
旨いは正義
の原則に基づき(?)分けた。
2ヶ月で1つの新たな豚が登場し、
新たな豚に沸いた2016年に迫る勢いだった。
しかもまだコロナ禍の制限があるときに4種類も登場したことを考えると怒涛のラッシュと言える。
豚を育てる方々はそれぞれが独自の考えを持つ。
それは時に
哲学
と呼ぶにふさわしいほどだ。
豚はその哲学に基づいて育てられる。
そして食べる側の私は
血統(遺伝、品種)
と
肥育期間
をより意識した年だった。
その意味で肥育期間が長い
遊ぶた
は私にとっておもしろい豚だ。
大量に生産および消費する国の代表としてアメリカをイメージするが、そこから
ベッカーレーン オーガニックポーク
というブランドを冠する豚がやってくることを想像しなかったw
しかも、私はFort Madison駅に近いホテルに設置されたカメラからの動画をよく見るが、そのFort Madison駅があるアイオワ州からだ。
秋にどんぐりを食べさせているといい、日本での肥育に近い…というか、豚の先祖である猪が食べることが共通する。
人が中心の世界において、人とのつながりというも重要だ。
マスターは農場の視察を行い、生産者さんとの関係を密にしている。
とんかつを待つ間にマスターから視察で会った生産者さんの話を聴くが、どの生産者さんも魅力的だ。
何事も知ることは重要で、知らずして正しい判断はできないし、知ることで応援したくなるw
明るく希望がある一方で、残念なこともある。
今年も廃業があった。
特にCSFの発生はすばらしい豚のブランドを消し去った。
痛恨の極みだ。
現実は恐ろしく、すべての生産者さんと豚は常にそのような危機に曝されている…
同じ時間を過ごすなら、楽しく過ごしたい。
そんな時間の1つはとんかつ栄ちゃんでとんかつを食べるときだ。
マスターは安心と安全を強調するが、真に楽しい時間は安心と安全が根底にある。
マスターや女将さん、そして秀ちゃんの
チーム・とんかつ栄ちゃん
はとんかつの提供を通じて楽しい時間も提供する。
生産者さんが育てた最高の豚をチーム・とんかつ栄ちゃんは最高のとんかつにする…
すばらしい豚と豚に関係するすべてのすばらしい方々に感謝だ。
2023/12/30 15:44