とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は阿波の金時豚
(22回目)
向かい風は強く冷たい。
脚を鍛えているつもりでも自転車は遅くなる。
豚ととんかつに対する私の期待が大きいと風は強くなるのか？w
マスターのとんかつを食べたい一心で店へ進む。
息を切らせて店に着き、そして入る。
マスターがいつものように豚を私に見せる。
私のためにマスターが用意する肉はリブ側でない方で、その赤身の色と形はさつまいものそれらとなんとなく似る。
それだけでもきれいな姿だが、その上にぶ厚い脂身が載り、私が求める理想的な
面構え
の肉を成す。
わずかな時間だがマスターはその肉を観察し、肉の素性をつぶやく。
とんかつだけでなく、私はマスターのプロフェッショナルな視点と目利きを求めてとんかつ栄ちゃんに通うのだろう。
会話を楽しんでとんかつを待つ。
できあがると秀ちゃんに配膳される。
かつの断面から見える半透明の脂身に脂好きの私は暴走しそうだが、自制していつものようにまず赤身を食べる。
旨みが
明るい
。
春先の陽気のように心が解れる旨みに食べれば食べるほど夢中になる。
満を持して、脂身を食べる。
融ける感じもありながら
食べる脂身
も意識できる。
これらの両立は難しいが、この豚はそれをやってのける。
マスターは餌に言及するが、進化は続くということだろう。
野菜フライはさつまいも
鳴門の金太郎
だ。
さつまいもらしくなく(？)、歯ごたえはスナック菓子のように軽い。
上品な甘みとともに、その意外性をおもしろがりながら食べる。
今回もこの豚の旨さに完敗した…
この先もすばらしい豚が出てくると思うとうれしいが、私が完敗し続けると思うと悲しいw
2,300円、今日もごちそうさまでした。
阿波の金時豚(2024/03/22)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- 進化は理想のために
2024/03/22 14:55