とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はアベル黒豚
(5回目)
チョコレートも好きな私の中で刷り込み的に
チョコレート豚
で覚えている豚だ。
リーフレットの情報による思い込みか、この豚のとんかつを食べるとチョコレートの雰囲気を感じる。
まあ、旨いは正義で、良い豚であることは確かだ。
店に入る。
昼食を終えたお客さんが次々と店から出るが、お客さんは総じて
ごちそうさまでした
だけでなく
おいしかったです!
という言葉をチームとんかつ栄ちゃんにかける。
すてきだ。
マスターはいつものように私に肉を見せる。
赤身に入る脂身の構造はリブ側の構造に近い。
人々に好まれる肉の付き方だ。
マスターは脂身を嗅ぎ、
メスだ。
つぶやく。
プロだ。
マスターの話を聴き、とんかつはできあがる。
配膳されたとんかつを1切れ取り、断面を愛でる。
筋繊維は密で揃う。
きれいな断面だ…
このまま見ていたいが、食欲に屈するw
取った1切れを口へ運ぶ。
赤身の旨みは軽やかだが輪郭がある。
チョコレートのコクに通じるものがある。
驚いたのは脂身だ。
部分的に超マイルドな脂があり、それがチョコレートの脂質に似る。
全くしつこくなく、まったりとした香りを放つ。
初めての感覚に興奮する。
豚汁は麦味噌が使われている。
麦味噌の甘さは今回の豚にも合う。
食べながら、なぜチョコレートは猫にとって毒なんだろうか…とふと思った。
体のしくみがそうだからと一蹴できるが、チョコレートを食べられることは人や豚が持つ特権の1つなのだろう。
そんなアベル黒豚に今回もチョコレート感を感じた。
2,400円、今日もごちそうさまでした。
アベル黒豚(2024/04/05)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
- メモ
- チョコレート感
2024/04/05 14:49