とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は菜の花うましポーク(5回目)

穏やかな日でよかった。
もし昨日の風が今日も吹いたら、私は店まで到達できなかっただろう…

店に入る。
いつものようにマスターは私に肉を見せる。
ぶ厚く乗る脂身が見えた瞬間に心が踊るw
豚に関して全幅の信頼を寄せるマスターのセンスで磨かれた肉はとんかつとして脂身過多とならない境界だろう。
できあがりを楽しみに待つ。

名前が菜の花旨脂ポークから菜の花うましポークに変わったという。
良い肉は、赤身が旨くてあたりまえで、旨さを広げる香る脂身は重要だ。
脂好きの私は旨い脂という直接的な表現が好きだったが、名前が変わるだけで、これからも愛していければ良い…

とんかつができあがり、女将さんに配膳される。
野菜フライのさつまいもについて説明を受ける。
名前を大栄愛娘(たいえいまなむすめ)といい、マスターはやっと手に入ったという。
名前のインパクトは大きいが、育てる側にとって農産物は愛娘に他ならない。

とんかつを食べる。
適度な歯ごたえに乗って旨みがやってくる。
菜の花をイメージしながら食べていることもあるが、陽気な旨みだ。
2月と寒い季節だが、千葉の温暖な気候を表すかのようだ。

脂身の舌触りが良く、これだけでもうれしくなるw
香りも春を先取りするように爽やかだ。

そしてさつまいも大栄愛娘を食べる。
包丁にくっつかないという理由でフライに向くさつまいもがあることを知ったが、このさつまいもはくっつかないところを攻める。
いい感じでねっとり感があり、甘みを十分に感じる。
マスターは良いさつまいもを見つけた。

まだ2月だが、この豚で春を感じる。
2,500円、今日もごちそうさまでした。

菜の花うましポーク(2025/02/14)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
春を告げる豚
2025/02/14 15:43
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