とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は吉備の華

初めての豚だが、あの吉備高原豚BLACKと同じ方々が育てる。
この豚は吉備高原豚BLACKといわばきょうだいだ。
マスターによると、この豚の名前に含まれるはお母さん豚の名前から来ているという。
また、肉の感じ(特に脂)はある大陸系の豚のそれと近いようだ。
吉備高原豚BLACKが良いので、吉備の華についても私は期待度を上げてしまう…w

マスターから調理する前の肉を見せていただく。
肉にも表情と言えるような雰囲気があるが、この肉は確かに大陸系の豚に似る。
去年の02/28に生まれた豚だそうで、肥育された期間は約1年だ。
赤身と脂身の比は1:1くらいで、ぶ厚い脂に思わず微笑んでしまうw
私が脂好きであることを知るマスターがとんかつとして認める範囲で、脂身の比率を最も高くした肉だろう。
マスターの心遣いはありがたい。

できあがると女将さんに配膳されて各食材の説明をいただく。
そしてかつを1切れ取り、断面を愛でる。
赤身の筋繊維や融けた脂は大陸系の豚のような風格を醸し出す。

口へ運ぶ…と旨すぎて笑いが止まらないw
マスターの感想や私が上げた期待度をはるかに上回る旨さで、私の意識は幸せの国へ直行だ。

見た目などは大陸系の豚の肉に近いが、味や食感は少し異なる。
脂身の香りは大陸系だが、やや日本の豚の雰囲気がある。
赤身の旨みや歯ごたえは日本の豚の系統に近い。
それをマスターに伝えると、マスターは掛け合わせに触れる。
母豚の華ちゃんは中ヨークシャーで、父豚は鹿児島系のバークシャーだという。
前者は日本で昔に食べた旨い豚に挙がる豚としてよく聞く。
後者は六白の黒豚だろうか、これも日本との関係はすでに長い。
吉備の華は日本人の感覚に合う豚なのだろう。

醤油を垂らしたとんかつに持ち込みのわさびを付けて食べる。
驚いた…
とんかつなのにマグロの大トロなんだよw
しかも旨みや香りはそれより強い。
早くも私にとってベストな組み合わせが決定するw

吉備の華というすばらしい豚に出会った。
この豚は私が愛すべき豚で、これからももっと愛したいw
3,000円、今日もごちそうさまでした。

吉備の華

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
妹分も旨みの鬼
2025/02/28 14:44
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