とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は南信州幻味豚

今日も店は盛況だ。
少し待つと運良くお気に入りの席に通される。
待ってて聞こえるお客さんの注文は幻味豚が多い。

配膳されて食べる。

赤身を軽く噛んだだけで旨い肉汁があふれ出す。
適度な弾力がありながら、ふわふわするようなやわらかい歯ごたえもある。
そのやわらかい歯ごたえも手伝って、肉汁の量を非常に多く感じる。

脂身もすばらしい。
良い脂身の象徴であるオレイン酸が高らかに香る。
赤身を食べたときもこの香りを感じるほどである。
そして程よく甘く感じる。

気づけば何もつけずにとんかつの半分を食べ終わっていた。
病み上がりのために量を少なくしていただいたご飯もなくなっている。
それほど夢中に食べる。

残り数切れを擂ったゴマとソースにつけて食べる。
そして一瞬"宇宙"を見る。
何事かと思ったが、同じような経験は純粋サドルバックでも起きている。
旨すぎて、脳が処理しきれなかった衝撃をイメージとして見た…と思う。

南信州幻味豚は大変すばらしい豚で、私が愛すべき豚である。
2,290円、今日もごちそうさまでした。

南信州幻味豚

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
味知との遭遇。
2014/05/30 23:32
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