とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は純粋サドルバック(26回目)

私の豚が来る今日という日まで指折り数えて待った。
この季節に来るんだ…
気持ちが高揚しているのか、自転車のペダルにいつもより力が入る。

店に入る。
マスターはどなたかと話していたが、その方が帰ると私との会話へ移る。
その方は取引先の方だったようだ。
私はマスターのとんかつを通じてその方が携わる豚をいただいている。
ありがたいことだ。

そしてとんかつができあがり、マスターからお盆を受け取る。
かつの断面に見える筋繊維を愛でる。
きれいに並び過ぎるとツッコミを入れたくなるw
それだけ均質な赤身であることを証明する。

口へ運ぶ。
旨みが口に留まる。
木の実を食べて育ったのだろうか、そんな傾向の香りを感じる。
いつも旨い豚は今の季節でもっと旨くなった…

幸せを感じながらとんかつを食べるが、大きめの肉の塊が多く入る豚汁にも幸せを感じる。
今のとんかつ栄ちゃんで提供される豚汁の味噌は麦味噌が多い。
以前も味噌が変わったとき、味のクリアさが増した気がした。
麦味噌もそんな気がする。

この季節の私の豚はいいですよ〜
3,000円、今日もごちそうさまでした。

純粋サドルバック(2025/11/21)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
メモ
秋の香りを纏う
マスターと常連さんが他のとんかつ屋さんの話をする。
とんかつの位置付けは店によって異なる。
ご飯を平皿で提供する店は洋食の扱いだろう。
一方で、とんかつ栄ちゃんは和食とするので、ご飯を茶碗で提供する。
とんかつが属する食文化が店によって異なることにおもしろさを感じる。
2025/11/21 14:45
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