とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はゴールデン・ボア・ポーク(4回目)

私自身の好みが変わったのか、最近になって私はこのゴールデン・ボア・ポークを大変好むようになった気がする。
早く食べたいので、夜の部の1番目に並ぶ。
夏至が近いので夜の部でも日はまだ出ている。
ベンチに座った私は日が作る影が変わる様を眺めて開店の時を待つ。
開店の前に店から出てきたマスターは(今回の豚は)凄くいいと言う。
期待できる…
そして今回はこの豚の地元である淡路島の玉ねぎも注目の素材だ。
そのことに触れると、マスターは(他の玉ねぎと)全然違うと言う。
こちらも期待できるw

開店の時間になり、私はワクワクしながら店に入る。
マスターからリブ側がいい?と聞かれる。
聞かれたら私はマスターのこの挑戦状を受けるしかないw

調理する前の肉を見せていただく。
赤身はきれいな赤色だ。

とんかつを待っていると、マスターから小皿を渡される。
淡路島産の玉ねぎのスライスがその小皿に乗る。
生のまま食べると… 甘い、そして辛くない。
次に他の産地の玉ねぎのスライスを渡され、食べる。
口に入れたときに違いを感じないが、時間が経つごとに辛味が増す。
揚げ物ではこの差をどう感じるのだろうか…

そしてとんかつができあがり、食べる。

やはりこの赤身は旨い。
旨みは重量感があり、層を成すかのような奥行きがある。
目を閉じて鼻から息を出して赤身の旨みと香りを楽しむ。
息を吸うのを惜しんで息苦しくなるw
独特な歯ごたえも良い。
歯を力を加えた分をそのまま受け止める。

脂身も旨い。
良く融けて、オレイン酸の香りがある。
こちらも香りを楽しむ。

玉ねぎのフライを食べる。
雑味がなく、自然な甘さが際立つ。
ソースをつけてはもったいない…

ゴールデン・ボア・ポークとその地元の玉ねぎは各々すばらしく、コンビでもすばらしい。
2,450円、今日もごちそうさまでした。

ゴールデン・ボア・ポーク(2016/06/10)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
旨みの層を成す肉と甘い玉ねぎは最強コンビ。
2016/06/10 19:21
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