柏幻霜ポークでD(デュロック種)のありがたさを知る

昨日の限定とんかつを食べ終えたときのことだ。
マスターはやや興奮気味に柏幻霜ポークの話をする。
柏幻霜ポークとして育てられた純粋なデュロック種の肉を入手したという。
肉を見せていただく。
脂身がほぼ乗らない肉は異様に見える。
マスターは(生産者は豚に)このサシを入れるためにDを入れると言う。
確かに赤身に入るサシは見事だ。
これを食べない選択はありえないw
今日の夜に食べると予約した。

今日を迎える。
店に着くが、開店するまで時間がある。
マスターのお子さんは日本地図を携えて店から出てくる。
そして彼と一緒に河川の長さと面積の順位を勉強する。
彼は賢い。

店に入り、お気に入りの席に座る。
会話をしてとんかつを待つ。
柔道に精通するマスターの子育てビジョンに共感する。

牛肉を食べないの?と聞かれる。
久しく牛肉を食べた記憶はない。
牛も豚と同様に血統や肥育方法の違いで肉の味は変わるだろう。
しかし旨い豚肉を毎週食べているので、牛肉を食べる必要はない。
しかもビタミンB1を多く摂取できる点で豚肉は勝る。

とんかつはできあがり、配膳される。
食べる前に肉の断面を見る。
いつもならある脂身はほぼないw

食べる。
1口目を食べた瞬間にこの肉に惚れる。
赤身の味は別次元だ。
どことなく醤油に似る濃い旨みに圧倒される。

サシは赤身の歯ごたえに関係する。
筋繊維は細かく、ほぐれるように切れる。
豚の生産者がDを求める理由を理解する。

ほぼない脂身は筋のような歯ごたえだ。
しかしこの歯ごたえはおもしろい。

純粋なデュロック種は珍しい。
しかし珍しさだけでなく、デュロック種を掛け合わせて作られた品種が多い事実を考えると、その元である純粋なデュロック種を食べる意義は大きい。
マスターとこの豚を育てた寺田さんに感謝だ。
2,350円、今日もごちそうさまでした。

柏幻霜ポーク(純粋のデュロック種)

歯ごたえ
やわらか←☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→濃厚
脂身の旨み
脂身はないw
メモ
デュロック種の恩恵は計りしれない…
2017/02/25 18:49
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