とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はキントア(10回目)

あと数日で満月になる月は満開の桜を照らす。
風流だと思うよりもキントアのとんかつを食べたい気持ちが勝るw
夜道を脇目も振らずに進む。

店に入り、お気に入りの席に座る。
マスターと常連さんとの話に耳を傾けてとんかつを待つ。
軽やかな話に気持ちは和らぐ。
そしてとんかつはできあがり、お盆は秀ちゃんにより運ばれる。

まず匂いをかぐ。
香りだけも肉の力強さを感じる。
揚がった衣の香りとともに脳を心地よく刺激する。

脳が準備できたところで食べる。
一瞬で私はこの種の喜びを得る悦びに生きていると改めて感じる。
圧倒的な旨さに感動し、鳥肌が立つだけではなく、体が震えるw
色が濃い赤身はさらに旨みを増す。
脂身もすばらしく、王者の風格ある香りは私の心も体も幸せで包む。

野菜フライはジャガイモのフライで、フランスで品種改良された芋のようだ。
これもまたうまい。
歯ごたえは長芋のフライに似るが、ジャガイモの香りは気持ちよいほど澄む。

骨抜きしたキントアの背骨を入れて煮たという豚汁もすばらしい。
いつもの豚汁も旨いが、さらに深い旨みを得た格別な豚汁になる。

とんかつ、豚汁、野菜フライ、それらすべてが最高だ。
マスターとこの豚を育てるオテイザさん、関係するすべての人や物に感謝だ。
3,700円、今日もごちそうさまでした。

キントア(2018/03/30)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→しっかり
メモ
崇高な旨さ
帰り道で月と満開の桜との共演を愛でる。
2018/03/30 21:28
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