とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は京丹波ぽーく(4回目)

先月の暑さが嘘と思えるほど夜は涼しい。
夏に出会った豚は夏の豚とは思えぬほどの旨みを持ち、感動の連続だった。
これからも旨い豚を期待するが、豚コレラの影響を受けるだろう。
病に打ち勝った種が生物として謳歌できると思うが、人の社会は豚コレラの感染を許さない。
影響が広がらないことを願う。

店につくと、マスターのお子さんとお客さんが店の外で待つ。
店は満席で、私も名簿に記名して外で待つ。
待つ人らで話をし、店の中に入っても話す。

私のとんかつができて、前から受け取る。
食べる。

赤身の張りは別次元だ。
まるでソーセージを食べているかのようで、キュッキュッと前歯で赤身を裂くときに音を発する。

そしてこの味だ。
深い旨みに酔う。

グミのような歯ごたえの脂身は実におもしろい。
前歯に力をゆっくりかけて、脂身に力がかかる様を感じながら脂身を裁つ。

万願寺とうがらしはとうがらしの香りを楽しめる。
ピーマンよりも大きい万願寺とうがらしの食べごたえは十分だ。

旨さを蓄えたものたちの最期を旨いと言える幸せは計り知れない。
2,450円、今日もごちそうさまでした。

京丹波ぽーく(2018/09/14)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
独特の歯ごたえを楽しむ
2018/09/14 22:49
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