とんかつ栄ちゃんで十勝ロイヤルマンガリッツアのメンチかつを食べる

十勝ロイヤルマンガリッツアのメンチかつはマスターが今年中にやると言っていたうちの1つだ。
予約しているが、少しでも早く食べたいので早めに店に並ぶ。
回転前に店から出てきた秀ちゃんはいい感じと言う。
マスターは肉を16mmで挽くと言っていたが、もはや挽き肉と呼べないサイズでもばらけないようだ。

開店し、店に入る。
さらにマスターから話を聴く。
この豚の脂身の融点は体温よりも低い。
この低い融点によりタネをこねるときにコツがいるようだ。

昼の部の店内の雰囲気は夜の部のそれと異なる気がする。
揚げ始めで細かい泡が奏でるサーという音はカウンター席にいる私にも聞こえる。

そしてメンチかつはできあがり、配膳される。
未知との遭遇なので、まず対峙するw

半分に切られた片方を白飯の上に乗せ、改めて対峙する。
衣の層の内側はサイコロのような肉の塊とたまねぎのみじん切りが占める世界だ。
箸でつまんで肉汁と融けた脂を確かめるが、押されたことで肉の塊が変形し、できた隙間に入るようだ。

満を持して食べる。
肉の旨みは強く主張し、メンチかつの旨みにも乗っかるようにやってくる。
異次元の旨さだ。
予約したというよりもマスターがこのメンチかつを今年中にやる宣言をしてから待ったかいはあった。

4切れ目を食べるころにメンチかつの温度は程良く落ちて、断面はもっと観察しやすくなる。
そこから取り出した脂身だけを食べる。
これが他の甘さとともに引き立つ。

こんな幸せは白昼夢であってもいいw
とにかく旨かった。
3,500円、今日もごちそうさまでした。
2019/09/28 13:06
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