とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は信州太郎ぽーく(12回目)

マスターの体が心配だ。
頚椎症は職業病と言えるもので、強く繰り返す負荷が肩にかかっていた。
マスターの具合はどうだろうか…と心配するが、店に入るとスマイルで迎えられる。
とりあえず安心する。

マスターと常連さんとも話をしてとんかつを待つ。
体の話で改めて自分の体の重要さを認識する。
替えはなく、長く付き合う他はない…

とんかつができあがり、女将さんにより配膳される。
深呼吸するとともに華やかな豚かつの香りを存分に吸い込む。
すばらしい香りだ…
香りだけで幸せになった状態で、まず赤身を食べる。
旨みのぶ厚い層が口の中に押し寄せる。
濃いより"濃すぎる"ほどの旨みに私の心は狂喜乱舞する。

脂身はあるようでないような歯ごたえがおもしろい。
歯ごたえを楽しんでいると思うと次の瞬間に融けてなくなる。
魅惑の脂身だ。

そして待ってましたと言わんばかりにソースをつけて食べる。
ソースは2種類あり、2匹の味変モンスターが現れるw
素のとんかつからそれぞれが全く別と思える味に化けるから不思議だ。
それぞれが心を鷲掴みされるほど旨い。

野菜フライは長芋のフライだ。
長芋もフライになると芋らしいでんぷんの香りがある。
それとソースの相性は良く、とんかつの脇を固める。

旨いの上を行く旨さにこの豚に関係するすべての方に感謝だ。
そしてマスターの底力を見せつけられた…w
2,480円、今日もごちそうさまでした。

信州太郎ぽーく(2020/06/20)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
磐石の旨さ
2020/06/20 18:43
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