とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はワイントン

ワインで有名な土地といえば山梨だろう。
ワイントンはその山梨から来る。
開店する前にマスターと話す機会がある。
この豚の評判がとても良いそうだ。
早く食べたいと期待が膨らむ。

開店し、席に着く。
マスターから肉を見せていただく。
サシは大きい構造のものを中心に入る。
白い脂身は美しい。

飼料にブドウの絞りかすを与えているのだろうと思ったが、豚に豚用のワインを飲ませているという。
このワインの味が気になる…w

とんかつができあがり、配膳される。
そして食べる。

今まで経験したことがないほど肉汁は豊富で、衣の下面のほとんどが肉汁で濡れる。
その衣が舌に触れた瞬間に並でないことを察する。

赤身を食べる。
サシの入り方から想像した以上に柔らかい。
赤身のすべてが均質で、同じように歯を受け止める。
噛んであふれる旨みは尋常でない。
すっきりしているようだが深みがある。
初めて遭遇する旨みに興奮するw

脂身は甘く香る。
香りも良いが、私はその舌触りが好きだ。
柔らかいういろうのようで、これも初めて遭遇するものだ。

添えられた塩をつけて食べる。
偶然だと思うが、赤身の旨みと塩の香りが合わさって松茸の香りに感じる。
想定しないことが起こって驚くが、これはうれしい驚きだ。

ワイントンはすばらしい旨みに恵まれる。
私にとって衝撃的な豚だ。
マスターは6月にも登場すると言うが、もちろん期待する。
2,500円、今日もごちそうさまでした。

ワイントン(2022/01/28)

歯ごたえ
やわらか←☆☆★☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
メモ
魅力の塊
ワイントンのアクセントは、ワシントンのそれと同じだろうと思ったが、平板のようだ。
2022/01/28 20:58
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