とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はやごろう豚黒豚(3回目)

台風が接近するが、幸いなことに風も雨も強くない。
店に入って席に着くとマスターは私に肉を見せる。
赤身は実に柔らかそうだ。
それと対照的に、加熱される前の脂身は白い塊だ。
調理される前の姿だが、私の脳は食べると幸せが訪れる物と認識し、脳からヨダレが出るかのように興奮する。

マスターと女将さんの話を聴いてとんかつを待つ。
そしてとんかつができあがり、秀ちゃんに配膳される。

赤身を食べる。
予期した歯ごたえと異なり、目が覚める。
歯を受け入れるまでは張りを感じるが、その後は見た目に合う柔らかさだ。
噛むごとに尋常でない旨みが溢れる。
食べながら赤身をまじまじと観察する。
この旨みは躍動的な大きい筋繊維に由来するのか…?

脂身は甘く良く香る。
香りをもっと感じたい…と鼻から息を出し続けて苦しくなるw
この良い脂身とソースの相性がとても良い…と最後の1切れで気づく。
それまで何も付けずに夢中で食べた。

やごろう豚黒豚やごろう豚OXは木綿豆腐と絹ごし豆腐の関係に似る。
どちらも旨いが、旨さの方向は異なる。
私のフィーリングはやごろう豚黒豚が合うようだ。
2,450円、今日もごちそうさまでした。

やごろう豚黒豚(2023/09/08)

歯ごたえ
やわらか←☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
旨みと香りの豊かさは弥五郎どん並み
2023/09/08 14:13
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