とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は霧島オリーブ赤豚(3回目)

雨が降る中を桜の花びらはひらひらと落ちる。
春を感じて店に向かう。

店に近付くとピンク色の何かが見える。
店の入口に置かれた鉢植えのツツジが満開だ。
まだ肌寒い日はあるが、もう春だ。

店に入り、マスターから肉を見せていただく。
サシは脂身の領域に近いほど細かく入り、赤身はきれいな色だ。
脂身もいい具合に載る。

後から常連さんが加わり、会話をしてとんかつを待つ。
進学したマスターのお子さんの話も聴き、彼の成長を願う。

とんかつができあがり、配膳される。
赤身を食べる。
やはりこの実直と言える明るくクリアな旨みだ。
いつもならそのまま食べ進めてしまうが、無性にソースと食べたくなる。
ソースとともに食べるとクリアな旨みがさらに引き締まる。

この季節に合うように、脂身は軽やかに香る。
甘い香りが舞うという表現がふさわしい。

豚汁の味噌は麦味噌だ。
九州の豚なら九州の味噌でとマスターは言うが、その使い分けはうれしい演出だ。

ふと思うと、この豚の雰囲気は私にとって独特だ。
豚肉としてしっかりした軸があるが、鶏肉のような軽さを感じるときがある。
この純粋デュロックの旨みに理由があるのだろう。
もっと食べてこの豚を知る必要があるw
2,600円、今日もごちそうさまでした。

霧島オリーブ赤豚(2024/04/12)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→しっかり
メモ
まだまだ止まらない魅力
2024/04/12 15:44
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