とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はシュベービッシュどろぶた(8回目)
この1年で最も緊張する日が来る。
とんかつ栄ちゃんに登場する豚のとんかつはすばらしいものばかりだが、稀に
ん???
と感じる肉がある。
元は生きていた動物だから、どのような場合でもリスペクトすべきと思う一方で、悲しい気持ちになる。
こう書いているものの、食べる私が原因の場合もある。
私も生物であるから、体調で感じ方は変わる。
私がその
稀
と感じたのは前回(7回目)のこの豚だ。
私の体調は悪くないが、それでも私に問題があれば、私が老いた証拠となる。
今回の豚でやはり
ん???
と感じるならば、私はとんかつ栄ちゃんを引退すると決めた。
店に入り、お気に入りの席に案内される。
そしてマスターから肉を見せていただく。
見た目でも大陸系の力強さを感じる肉だ。
マスターとの会話を楽しみ、そしてとんかつができあがると女将さんに配膳される。
緊張の瞬間だ。
口へ運ぶ… と瞬間的に引退しないと決定するw
前回は何だったのだろうか…?w
と思いつつ、口の中で広がる雄大な旨みに溺れる。
マスターによると、今回の豚のオレイン酸は55.6%という。
その数値が示すとおり、頭の中で広がって脳を撫でる香りだ。
まだこのすばらしい豚を楽しめるとわかって興奮するw
野菜フライはノーザンルビーのフライだ。
ジャガイモはこの芋だけでよいと思えるくらい、ジャガイモの香りをすばらしく感じる。
とんかつはもちろんだが、この豚は無実で、私にも問題はなかった。
とんかつ栄ちゃんも豚も私も、3者ともが勝ち
triple win
だ。
5,000円、今日もごちそうさまでした。
シュベービッシュどろぶた(2025/12/05)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
- メモ
- 興奮の旨さ
店の入口に置かれたホワイトボードで
シュヴェービッシュどろぶた
と紹介されている。
Schwäbisch
だから発音は
ヴェ
の方が近いようだ。
2025/12/05 14:57