とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は里の放牧豚

ここ最近は金曜日に雨が降る。
しかし店は盛況で、外で待つ人たちがいる。
私も待つ覚悟で店に入る。
するとレトロゲームマスターの常連さんがいて、その隣は空いている。
しかもその席は私のお気に入りの席だ…
外で待っていた人たちはグループのようで、私が先に通される。

レトロゲームマスターの常連さんと話しながら私はとんかつを待つ。
その間に常連さんから劇画・オバQの存在を知らされる。
大人になった登場人物を彼らの生活をも描くための劇画調であろう。
コミックのオバQとのギャップに困惑する…

先に常連さんのとんかつができあがり、里の放牧豚の感想を聴く。
コクがあるけど後味がすっきりして食べやすい。
これは高評価だ。
そして私のとんかつもできあがり、食べる。

しっかりとした赤身の筋繊維は締まっている。
水分量は少ない感じだが、噛んだときに感じる味は一段と濃い。
旨味でなくなる野性的な味を感じる寸前の味は実に絶妙だ。
野性的で力強い味に惚れる。

脂身は、香りを意識するというより、甘い味を強く意識する。
上白糖を舐める感覚に近い。

赤身の力強い味により、食べ方で冒険したくなる。
1切れの断面にからしを厚く塗って塩で食べる。
赤身の味と辛味がやや抜けたからしの辛さとが不思議と調和する。

最後の1切れをたっぷりのソースで食べると不思議な感覚を得る。
まるで生卵の黄身に絡めて食べているようだ。
劇画・オバQの衝撃は予想以上に私の心を乱したようだ…w

放牧は良い豚を育てる必須の条件と言える。
里の放牧豚もこの条件に合う旨い豚だ。
2,300円、今日もごちそうさまでした。

里の放牧豚

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
野性的な赤身の味に、上白糖のように甘い脂身。
2015/07/03 22:39
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