とんかつ栄ちゃんでどろぶたメンチかつを食べる

金曜日にどろぶたのとんかつを食べて、そのすばらしい脂身に感動した。
そして、今日はどろぶたのメンチかつだ。

カウンター席で待っていると、マスターはメンチの団子を次々と作る。
マスターによると、メンチかつ用の肉が今朝届いたという。
団子がバットに並べられた写真を思い出し、身を乗り出して作業を見る。
寝かされた材料を揚げる直前に丸めるのは珍しいことではないらしい。

先に常連さんとそのお連れの方のメンチかつができる。
そして彼らがこのメンチかつを絶賛する声が聞こえる。
早く食べたい…と思っていると、私のメンチかつが配膳される。
私も食べる。

口に入れた瞬間に、脂と玉ねぎのやさしい甘みと香りに幸せを感じる。
挽く粗さは肉のコロコロ感と歯ごたえが楽しめる粗さだ。
噛むと旨みをよく感じるのも肉が挽かれているからだろう。
そして赤身の香りもよく感じる気がする。
メンチかつの断面を見つめるだけで幸福感が反芻される。

ロースかつのときは、その脂身の主張が強かった。
しかしメンチかつの場合は赤身の旨味の存在感もある。
実に旨い。
このどろぶたのメンチかつを知らなければ人生において損だ。
幸福感で今日の午後はどうでもよく思えるw
2015/10/12 13:09
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