猫が死んで1週間経つ

猫が老いていく姿を見ていたからだろうか、不思議と悲しくない。
猫の死を受け入れる心の準備ができていたようだ。
しかし、今まで習慣としてきた行動は変な形で残る。
今までリビングに行って猫を撫でていたが、今は無意識ににリビングに行って猫がいないことを思い出す。
暗いところや布団に入った猫を踏まないように慎重に歩くが、もうそんなことを気にする必要はないことを後から思い出す。
私はこの程度で済むが、気の毒なのは猫を溺愛していた母だ。
猫のことを思い出し、感極まって涙ぐむ。
ベランダに立つ母の後ろ姿はどことなく悲しげだ。

母は猫の写真と動画を好きなときに見たいと言っている。
しかしその量は膨大で、テレビではその一覧の表示に時間がかかる。
PCを使えば済むことだが、母はPCが使えない…

私がなんとかするか…
2015/10/14 22:14
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