とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はゴールデン・ボア・ポーク(5回目)

私は最近この豚を好む。
この豚のとんかつを早く食べたいと自然に早歩きになる。
店に入り、常連さんの隣に座る。
マスターとも話しながらとんかつを待つ。
私の番が近づき、マスターは揚げる前の肉を私に見せる。
リブ側でない肉の赤身は引き締まった赤色をする。
サシがない赤身のすばらしさを見せつける。

そしてとんかつができあがり、私は食べる。

赤身は濃くて深みがある味で、力強さを感じる。
旨い。
目を閉じてこの旨みを愛でる。

ほのかにナッツ類のような香りがする脂身も旨い。
食べるごとに幸せのため息が出る。

限定用ソースをつけて食べると幸せの絶頂に達する。
豚の味が濃ければ濃いほど、限定用ソースはその効力を発揮する。
豚とソースとの味に相乗効果が現れ、完全な味の調和が生まれる。

添えられた野菜フライは北海道産のホッカイコガネだ。
でんぷんの粒子は細かく、私が好むジャガイモだ。
限定用ソースはジャガイモにも合う。
ジャガイモもソースの主原料であるトマトも同じナス科ナス属だからか?
ジャガイモの強みを改めて知る。

ゴールデン・ボア・ポークは猪の良い部分が生きているのだろう。
かと言って、私は猪の悪い部分を知らないw
2,450円、今日もごちそうさまでした。

ゴールデン・ボア・ポーク(2016/09/16)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
濃くて深みがある味の赤身
ナッツのような香りの脂身
北海道は大雨で農作物の被害があり、野菜の入手は困難だ。
しかしマスターは独自のネットワークを活用したらしい。
マスターは豚をきっかけに人のつながりを得ている。
やはり最後は人である。
2016/09/16 22:03
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