とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はむさし麦豚(7回目)

先週、マスターから抜きっぱなしの肉にするかを問われた。
私の答えはもちろんYesだ。

今日をむかえる。
寒さは厳しく、あられが降る。
あられの白さにとんかつの脂身を連想する。
私はとんかつという心地良い"病"に冒されているw

店に入り、お気に入りの席に座る。
マスターは調理する前の肉を私に見せながら脂が思ったほどないと言う。
しかし通常の厚さはある。
脂身の白さにあられを思い出すw

マスターと他の常連さんとの話を聞いてとんかつを待つ。
そしてとんかつはできあがり、配膳される。
食べる。

豪快で太い筋繊維の間を満たす肉汁は豊富で、旨みを蓄える。
この旨みはおとなしく感じるが、添えられた塩やソースとともに食べると複雑な旨さへと変わる。
不思議だ…

脂身を食べれば優しく甘い香りに抱擁されるようだ。

味の濃い豚が多い近年で、むさし麦豚はその点で他の豚に譲る。
しかし、塩やソースで他の豚に負けないほどの旨みが引き出される。
これはこの豚のポテンシャルが高いことを意味する。
2,190円、今日もごちそうさまでした。

むさし麦豚(2017/01/20)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
ポテンシャルは高い。
2017/01/20 22:06
タグ