とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は純粋サドルバック(10回目)

純粋サドルバックは私のフィーリングに最も合う。
だから私はこの豚を私が愛する豚と言う。
そんな豚に心を踊らせ、いつもより早めに店に着く。
奥の席でしばらく待ち、カウンター席に案内される。
するとすでにダム建設に携わる常連さんはとんかつを食べている。
ここ数週間、私はこの常連さんと金曜日の夕食を共にする。
この常連さんともフィーリングが合うらしい。

マスターとも話をしながらとんかつを待つ。
メニューの変更にも話は及ぶ。
メニューの変更はとんかつを追求するマスターの姿勢を表す。

とんかつができあがり、配膳される。
食べる。

赤身は甘い。
今までのこの豚の傾向から脂の甘みが赤身にも広がったと推測する。

そして脂身は至極だ。
良く融けて、クリーミーな香りが立つ。
香りはいつもの純粋サドルバックのそれと違う感じだが、これも至極だ。
食べれば一気に幸せの絶頂を迎える。

マスターは私にこの豚から"私の豚"と言い始めたよねと言う。
この豚の旨さは確かに魅力がある。
2,480円、今日もごちそうさまでした。

純粋サドルバック(2017/03/17)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→しっかり
メモ
この豚は私の豚だ。(他の豚に浮気もするw)
マスターはオーブンが壊れたら焼き物をやらないと宣言した。
焼き物は一般的な料理法の1つだが、素材を過度に痛めるきらいがある。
一方で、とんかつは素材を熱変性させるだけに留める優れた料理法だ。
だからとんかつに注力するマスターの決断を歓迎する。
2017/03/17 22:37
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