とんかつ栄ちゃんゴールデン・ボア・ポークのメンチかつを食べる(2回目)

行く先々で桜の花びらは次々と散る。
風を切るように自転車を飛ばす。

店に入る。
時間は13時を回るが、メンチかつは私が最初だという。
メンチかつの油槽はとんかつのそれと異なる。
油槽の加熱は私の入店で開始される。
1人の常連さんを除くと他の方は夜の部に来るということだが、私は贅沢なメンチかつをいただく…
マスターは頃合いを見てバットを取り出し、ミンチされた肉に最初のクレーターを作る。

マスターの話を聴いてメンチかつを待つ。
マスターは公私ともに多忙で、ビジネスにおいては視察がある。
生産者と消費者をつなぐ大使として活躍する。

メンチかつができあがり、秀ちゃんに配膳される。
まず、儀式だ。
箸でメンチかつの脇をつまんでわき上がる肉汁を確認する。
赤身を推すがっつり系のメンチかつに見える。
赤身の旨みが魅力のこの豚らしい。
タマネギはもちろん淡路島産だが、賞味期限が2週間だという。

儀式を行って精神的に満足したところで、食べる。
赤身に推される。
タマネギはこの赤身の旨みに張り合い、結果的に調和する。
もっともっとと食べ進めて気付かぬうちになくなるw

このメンチかつに入る肉はサイコロ状に見えるが、肉は互いに引き締めて一体的となる。
とんかつとふんわり系のメンチかつの中間と言える歯ごたえを生み出す。

肉が多く入る豚汁を食べて幸せのまま締める。
2,100円、今日もごちそうさまでした。
2023/04/05 15:30
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