とんかつ栄ちゃん、特別限定とんかつの豚は十勝ロイヤルマンガリッツア
(8回目)
私は
旨いに流儀なし
を主張している。
しかし、ふと思った。
とんかつはここ日本において庶民的な食べ物の1つであろう。
片やマンガリッツアは
食べられる国宝
の名を持つ豚だ。
この異色の出会いは驚異的であり、非常におもしろい…
それが食べられるのがとんかつ栄ちゃんだ。
店の前に飾られるポップも特別だ。
ポップに描かれたマンガリッツアの点描画は女将さんの作品だ。
マスターから肉を見せていただく。
今回は
レッド
だ。
ぶ厚い脂身が目を引く。
マスターはもっと脂身がついていたことを指で示す。
脂好きの私はいつか脂身のフル装備に挑戦したい…w
とんかつができあがり、配膳される。
アスパラガスの緑とシャドークイーンの紫の鮮やかさは絵として映えるだけでなく、皿をより立体的に見せる効果もあるようだ。
肺から空気を出し切り、とんかつを1切れ取って香りを吸い込む。
香りだけでもただならぬ感じだw
そして、食べる。
赤身の旨さは威風堂々かつ優雅に口の中を行進する。
前回はこのとんかつが食べられなくなる危機があった。
この旨さを体験できなければ多くの人にとって大きな損失となっていただろう。
しかしその危機は去り、私は存分にこの旨さの世界に浸る。
脂身の甘みと香りにも魅了される。
やはり大陸系の豚の特徴である豊かで典雅な香りだ。
アスパラガスは脂身で巻かれている。
脂身の甘みとアスパラガスの香りとのハーモニーはすばらしい相乗効果だ。
今回も十勝ロイヤルマンガリッツアはすばらしかった。
食事としてもこの豚のとんかつが中心のすばらしいものだった。
この豚なしに今日のとんかつ栄ちゃんは語れないだろうw
今日もごちそうさまでした。
十勝ロイヤルマンガリッツア(2023/04/28)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→しっかり
- メモ
- 天上天下唯我独尊
マスターの話を聴く。
前からぬか漬けを作っていると聴いていたが、香の物はそのぬか漬けだという。
とんかつとともにおいしく頂いた。
とんかつだけでなく、食事の満足度も絶えず向上を図る心意気がステキだ。
2023/04/28 15:51