とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はアベル黒豚(3回目)

今年は季節の進みは早く、ツツジは盛りを迎える。
それはとんかつ栄ちゃんが33周年を迎えたことを祝うかのようだ。
店に入り、奥の部屋に通される。
奥の部屋に贈られた胡蝶蘭が飾られている。
そして秀ちゃんの誘導で空いたカウンター席へ移るとすぐにとんかつが配膳される。

食べた瞬間に感じた濃い旨みに衝撃を受ける。
豚肉だけで勝負していることを知っているが、しょうゆか何かに漬けた?と思うほどに強い旨みだ。
豚にチョコレートを与えているということをすでに知っているからか、赤身はチョコレートのコクがある気もする。
すばらしくてなに?これ?すごい!と声が出そうになる。
逆に自分で自分を抑えられたことが不思議なくらいだ。

脂身の香りもチョコレートっぽさがある気がする。
オレイン酸の香りと異なるのだろうか。
しかしあの皆を笑顔にするチョコレートの香りっぽい。

すごい豚を食べた。
私の気のせいである可能性が高いが、豚なのにチョコレートを感じる。
豚もチョコレートも大好きな私にとって、アベル黒豚は最高のコラボの結果だw
2,400円、今日もごちそうさまでした。

アベル黒豚(2023/04/21)

歯ごたえ
やわらか←☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
メモ
チョコレートの効果!
私が昼の部で最後の客で、すばらしいものと光景を見る。
マスターと女将さんはそれぞれでそのものを手にして同じように眺める。
そのときの2人の空間だけ時間が止まったかのように見える。

マスターは33周年をただの1通過点のように振る舞うが、紆余曲折があったことを聴いている。
お客さんに見守られるだけでなく、看取られることがマスターの願いだそうだw
店の歴史である33年間はお客さんだけでなく様々な出会いの歴史でもある。
看取られるまでの間、これからもおもしろい出会いができることを期待するw
2023/04/21 15:12
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