とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は白金豚(13回目)

白金豚はとんかつ栄ちゃんに登場するブランド豚の中で古参の1つだ。
こうして今日も食べられるのはこの豚の質と安定性が高いからだろう。

桜の主役は八重桜へ移る。
水辺の岸に植えられた八重桜を愛でて店に向かう。
きれいだ…と思いつつも頭の中に必ずとんかつが居座るw

店に入り、席に着く。
そしてマスターから肉を見せていただく。
マスターは上の方と言う。
細くも長いサシが多く入る。

マスターの話を聴いてとんかつを待つ。
現役と言える年齢についてマスターは言う。
体力的に若い世代にかなわないが、歳は言い訳にならないだろう。
私はやりたいことをやる・やれるのが現役だと信じたい。

とんかつができると女将さんに配膳される。
かつを1切れ取って、きれいにそろう筋繊維を愛でる。
そして口へ入れる。
旨みが濃い!
白金豚らしからぬと言うと失礼だが、今までの白金豚にないような力強い旨みに私の心は踊り出すw
しかもすばらしいことに、この旨みは実に品が良いのだ。
加えて、脂身は良く融けて、良く香る…
最高の白金豚だ。

豚汁の味噌は前回に続いて山梨の味噌で、米麹から作られたものだという。
そのためか、色は前回より白っぽい。
飲むとほんのり甘く、麹の甘みが効いているようだ。
3種類の味噌のうち甘口が残るというが、前回も今回も味噌と具材は調和する。

磐石の質と思っていた白金豚だが、私は間違っていた。
触媒としての白金は、自分自身は変化せずに、他を変化させる。
しかし、この豚も変化する。
良い方へ変化するのだから、これは喜ばしい。
2,500円、今日もごちそうさまでした。

白金豚(2025/04/18)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
人と人とをつなぐ触媒
2025/04/18 15:34
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