とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は藏尾ポーク(22回目)

寒さに凍える日々は去った…と喜ぶ間がなく、暑い。
気候の変化は正弦波的から矩形波的になった…
しかしそれに負けないためにも、とんかつ栄ちゃんでとんかつを食べるのだ。

カウンター席でマスターと常連さんとの会話を楽しむ。
店は厨房の機器を含めて様々なものが更新中で、殺菌が行える電解次亜水を生成する装置も導入された。
その水の味が気になると言うと、秀ちゃんはその水が入るコップを持ってくる。
秀ちゃんや女将さんはすでに試されたそうで、プールの水みたいと言う。
私も試飲すると… うん、プールの水だw
マスターは食中毒を出さないために細心の注意を払っているが、この水はより安心感と安全性を高めるのだろう。
食中毒の対策にやり過ぎはない…

とんかつができあがり、女将さんにより配膳される。
まず赤身を食べる。
柔らかい歯ごたえで上質の肉を感じるや否や、甘い旨みが口の中に広がる。
甘く上品な旨みはこの豚の特徴だ。
すばらしい肉に目を閉じて幸せの世界にしばらく篭る。

脂好きの私は脂に比重を置きがちだが、これが藏尾ポークだ!と言わしめるのはこの脂身だ。
良く融けて、良く香る…

カウンターに備えてある醤油と持参のわさびをとんかつに付けて食べると良く合う。
わさびは100%本わさびだが、私はこのわさびが豚を選ぶ気がしていた。
今回もわさびは豚を選び、それはすばらしい旨さを生んだ。

1口食べるごとに旨〜いと思い、続けてさすが藏尾ポークだと称賛しながら食べていた。
私は今回もこの豚に気持ち良くやられたw
2,980円、今日もごちそうさまでした。

藏尾ポーク(2025/03/28)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
この国が誇れる旨さ

玉ねぎのフライなどで使う竹串70kgを女将さんの実家から仕入れたそうだ。
使い切るまで何年かかるのだろうか…
また、箸も仕入れたそうだ。
その箸は女将さんのお父さんが手がけた最後の仕事だという。
物を通じて人を想う。
2025/03/28 15:59
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