2025年にとんかつ栄ちゃんで食べた限定とんかつを振り返る
今年で最後のとんかつを食べるために店を訪れる。
今日は2025年で最後の営業日である。
順番待ちのために店に顔を出そうとすると、体が大きく見慣れない店員さんが出てきた…と思ったらマスターのお子さんだった。
注文を受ける姿は板についている。
私は米の娘ぶたのロースかつを食べる。
今日のものはとびきりジューシーで、満足して私の今年の
豚活
を終える。
本題だ。
2025年に食べた豚を振り返る。
とんかつ栄ちゃんにデビューしたブランドは3つだ。
上の2つは8月上旬の暑い盛りで、初登場の豚にとって好ましくない時期だったが、不安を全く感じさせない良い質に驚いた。
今年の夏も酷暑だった。
空調が管理されていない一般的な豚舎であれば、暑さで豚がエサを食べなくなる問題はどこでも発生しうる。
前述の2つの豚だけでなく、今年もマスターの采配で私たちは夏でも旨い豚を食べられた。
マスターに聞くと、生産者さんと緊密に連絡しあったという。
こうして
旨い
という感動は成り立つ。
そして、私個人的に
極いのぶた
はうれしい登場となった。
とんかつ栄ちゃんで好評だったイノブタが悲しい事情で去り、イノブタの復活を待望していたところにやってきた。
しかも
あの上野村からだ。
これからも猪の力強さを感じる旨みは人々を楽しませてくれることだろう。
あらゆる分野で脅威はあり、豚にもある。
近年なら酷暑という気象もあるが、やはり伝染病だ。
スペインやドイツでアフリカ豚熱が発生したが、台湾でも発生し、日本に迫ってきている。
本来、そういう病気に打ち勝つ個体が残るというのが自然界なのだが、残念だが家畜は違う…
来年はとんかつ栄ちゃんの店舗が変わる。
変わるものと変えないもの、捨てるものと守っていくもの、洗練はこれらの繰り返しだ。
進むしか道はないのだ。
今年もチームとんかつ栄ちゃんと豚に携わるすべての人とものに感謝だ。
2025/12/30 15:38