とんかつ栄ちゃんでピエール・オテイザさん夫妻*に会う

今日は特別な日だ。
キントア豚の生産者であるピエール・オテイザさん夫妻がとんかつ栄ちゃんにいらっしゃる。
夫婦を迎えるためにお店は貸切営業である。
マスターはベレー帽をかぶり、赤いスカーフをつけている。

オテイザさん夫妻はフランス人だ。
言語の壁を不安に感じながら、オテイザさん夫妻を待つ。
常連の客である私たち以上にマスターが緊張している。

オテイザさん夫妻は18時30分頃に最寄り駅に着くらしい。
マスターはその頃を見計らってとんかつを揚げ始める。
通常のオーダーも受けて揚げるスタイルと異なり、完全予約制である今回はマスターの気迫も異なる。

先にできたとんかつを食べる。
1口ごとに幸福感に満たされる。
赤身の旨さ、脂身の香り、キントア豚はすべてにおいて別次元だ。
豚も最高であるが、マスターが最良の条件で揚げた最高のとんかつだろう。

18時52分頃、オテイザさん夫妻とキントア豚を扱う会社の社長さんらがいらっしゃる。
皆で拍手で迎えて、私も拙い発音の"Bon soir"で迎える。
マスターはオテイザさんとかたい握手で再会を喜ぶ。
そしてオテイザさん夫妻たちは奥のテーブル席に座る。

カウンター席からは少し遠いので、女将さんを通じて状況を知る。
先付けはマスターが丹精に作った今帰仁アグーのラフテー、そしてメインディッシュはキントア豚のとんかつだ。
オテイザさんは両方ともおいしいと気に入ってくれたらしい。
マスターを応援する立場の私としても安心する。

安心したところで帰る仕度をする。
店を出る前にオテイザさんに握手を求める。
オテイザさんは、すでに何人かと握手や写真を撮られているにもかかわらず、私にも気さくに応じる。
そしてがっちりとした大きな手でかたい握手をされる。
力強さとやさしさはまさに紳士である。
私は感動で泣く一歩手前だw
最後に女将さんに写真を撮っていただく。

お店を出ても感動は消えない。
心が完全に舞い上がっている私は冷静でいられず、駅まで走るw

とにかくすばらしい経験をした。
なんかもう、だから世界はおもしろいという感じだ。
夫婦だと思っていたら、女性の方はオテイザさんの秘書だったw
握手を求めたとき彼女は不思議そうにしていた理由がわかったw
2015/11/01 21:55
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