とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は恵那山麓寒天豚

店に入るとマスターのお子さんがはしゃいでいる。
その姿は微笑ましい。
そしてカウンターの奥に常連さんがいる。
その方は今回の豚をと喩える。
という響きで食べるのが楽しみになる…

配膳されて食べる。

確かにこれは雪だ。赤身は新雪の如くやわらかい。
歯を当てるだけで繊維がほぐれる。
そのせいか、濃い旨味を良く感じる。

脂身も良く、甘い味で良く香る。
おかげで幸せな時間を過ごす。

赤身と脂身の味と香りに十分満足したが、他にないやわらかさを持つ赤身に驚かされた。
この豚も私が愛すべき豚だろう。
2,000円、今日もごちそうさまでした。

恵那山麓寒天豚

歯ごたえ
やわらか←★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆→しっかり
メモ
新雪のようなやわらかさを持つ赤身はすばらしい。
帰り道で寒天が肉の味に影響するか考える。
しかし、それは直接的ではないことに気づく。
寒天は食物繊維なので消化・吸収されないからだ。

キーは体内から健康にする効果が期待できる整腸作用であると推測する。

過去に食べた豚も思い出すと、整腸作用のアプローチは2つある。
  • 多孔質の物質を与えて、善玉菌を増やす環境を作る
  • 食物繊維を与えて、悪玉菌を排泄させる
寒天豚は後者のアプローチである。
寒天は、直接的に肉の味を変えるのではなく、豚を健康にして肉の味を良くするのだろう。
2014/09/05 22:41
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