とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚は柏幻霜ポーク(17回目)

気づけばもう9月で、今年の柏幻霜ポークは今回が最後という。
店に入り、席に座る。
マスターは調理する前の肉を私に見せる。
脂身の層は均一に赤身をマウントする。
赤身はサシが均等に入る。
見るだけでも惚れ惚れする肉だ。
とんかつのできあがりを待つ。

店内の照明をすべてLED照明に変えたそうだ。
明るさは前と同じだ。

とんかつはできあがり、配膳される。
皿に見慣れない野菜フライが乗る。
箸でつまみ上げて、その野菜はオクラとわかる。
9月に入っても暑い日が続くこの季節に合う野菜のフライだ。

はじめにオクラのフライを食べる。
少しネバネバ感を残すオクラのフライはうまい。
これは新たな発見だ。

野菜フライに適する野菜の選択は難しい。
嫌いな人が多い野菜を野菜フライに使えない。
廃棄処分はやるせない。
そこで無難なジャガイモやさつまいもは好まれる。

野菜フライで気分が高揚したところでとんかつを食べる。
すばらしく入ったサシは赤身に柔らかさをもたらす。
ゆっくり噛んで、にじみ出る肉汁の旨味を堪能する。

厚みのある脂身の歯ごたえを楽しむ。
まろやかに融けて、まろやかに香る…

この豚を最低でも17回食べているが、今もこの豚は旨いと思う。
それと同時に、食べると心が安らぐ。
理由はこの豚が私の旨い豚の原点だからだろう。
2,350円、今日もごちそうさまでした。

柏幻霜ポーク(2016/03/18)

歯ごたえ
やわらか←☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆→しっかり
赤身の味わい
淡麗←☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆→濃厚
脂身の旨み
ほのかに←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
メモ
この豚は何回食べても旨い。
2016/09/02 22:07
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