とんかつ栄ちゃん、今回の限定とんかつの豚はゴールデン・ボア・ポーク
(20回目)
祝日である今日はお客さんが多い。
待つ時間は長いだろうが、誰1人として帰らない。
皆はとんかつ栄ちゃんのとんかつが食べたいのだ。
店から出てきた3人組のあるお客さんは
最高ー!
と言い、その3人ともニコニコと笑みを溢れさせて幸せそうに去っていく。
人を幸せにできるというのはすばらしいことだ。
今回の限定とんかつの豚は
ゴールデン・ボア・ポーク
だ。
メンチかつも良いが、肉の存在感をより感じるとんかつも良い。
店に入り、マスターと話しながらとんかつを待つ。
そしてとんかつができあがり、配膳される。
赤身を口に入れた瞬間にこの(猪)豚ならではの力強く濃い旨みに襲われる。
私の心は気持ちいいように
転がされる
w
力強いと言っても獣臭さは全くなく、純粋な旨みの肉を食べるごとに私も力を得られるような気さえしてくる。
すばらしい赤身だ。
脂身の香りがたまらなくすばらしい!
まったりと瞬間的に感じるが、香りにキリリ感がある。
脂の香りから新しい感覚を得る。
野菜フライは
七宝早生
という玉ねぎのフライだ。
このフライの玉ねぎは実に瑞々しい。
加熱されたにもかかわらずフレッシュな味わいだ。
新緑が映える今の季節だからこそ味わえる。
とんかつと野菜フライは互いを立てる対比もポイントとなるだろうが、この玉ねぎのフライはその役目を十分に果たす。
わかっていたことだが、今回もこの豚のとんかつにやられたw
またこの力強い旨みと他にない香りに酔いたい。
3,300円、今日もごちそうさまでした。
ゴールデン・ボア・ポーク(2023/05/05)
- 歯ごたえ
- やわらか←☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆→しっかり
- 赤身の味わい
- 淡麗←☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆→濃厚
- 脂身の旨み
- ほのかに←☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆→しっかり
- メモ
- 最高ー!!
マスターから息子さんとの歩み方を聴く。
マスターのポジションは息子さんの
パートナー
だという。
パートナーの振る舞いは様々だが、ボクシングのセコンドに近いだろうか。
また、息子さんへのアドバイスを要約すると、それぞれのステージの一瞬一瞬に全力を尽せというものだ。
野球ならば一球入魂だ。
もちろん、彼を人間として成熟させることも見据える。
そこで私は敢えてマスターに
人間・村越栄二はいつですか?
と問う。
1〜2秒ほど考えて返ってきた答えは
金魚と戯れているとき
だった。
素直でよろしいw
2023/05/05 16:12