とんかつ栄ちゃんどろぶたメンチかつを食べる(5回目)

席に着き、マスターの話を聴いてメンチかつを待つ。
マスターのプロレス生活は充実しているようだ。
鉄道の指定席と同様に、プロレスを観戦する席は重要だ。
しかし、プロレスなどの興行はそれを支援するクラブが存在することもあり、席の事情は鉄道の場合より複雑のようだ。

メンチかつができあがり、マスターからお盆を受け取る。
かつの断面を愛でる。
塊の肉があまり見られず、今回もデラックス仕様のようだ。

舌触りがなめらかだ。
これこそメンチかつ…なのだが、私の中で猛々しい肉を感じるゴロゴロ肉派絹のような舌触りの挽肉派が対立する。
どっちも良いが、最近の私は後者に傾く。
どろぶたと言うと北海道で育つワイルドな旨みをイメージするが、繊細に挽かれた肉からどろぶたと思えない繊細な旨みも感じる。
しばらくこのなめらかさの恩恵に酔う。

丁寧な仕事は味に出る。
2,300円、今日もごちそうさまでした。
2025/07/16 14:53
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